京都観光で知っておきたい京都の歴史・地形などの基礎知識
2021/02/15
京都を観光するならこれだけは知っておきたいという京都の歴史や地形、祭りなど京都に関する基礎知識について紹介していますので参考にしてください。
京都の基礎知識
「京都」はどんな町でしょうか?
平安京の時代には、現在の千本通りを境にして、東の地域のことを「左京」西の地域のことを「右京」と呼んでいました。
でも、地図上では北を上とすると右側が東で左側が西になるので「右京」と「左京」は逆になるんですね。
京都の道は、「碁盤の目」になっているので方角が分かれば大体分かります。
南北の大通りは、「堀川通り」、「烏丸通り」、「河原町通り」とか、東西の大通りは、「四条通り」、「丸太町通り」、「今出川通り」とかを覚えて
大体の位置関係を把握するといいです。
特に、よく目立つ「京都タワー」を南の目印にすると分かりやすいです。
夜は特にライトがついているので良く目立ちほとんどの場所から確認できます。
通り名を覚えると、大体の場所が分かります。
住所でなく通り名の交差点をポイントとして示すことが多いので、例えば、四条烏丸は、「四条通り」と「烏丸通り」の交差点です。
町名で覚えると大変ですが、通り名で覚えると分かりやすいですね。
車で京都の町を走る場合や、タクシーに乗って回る場合でも通り名さえ分かればどこでも行けます。
ただし、京都の町の道路は一方通行が多く、道も狭いところも結構あるので、道順を間違えると「うろうろ」してしまいますが・・・
一方通行も大体交互に向きが変わっているので、分かりやすいです。
慣れてしまえば、結構は走りやすいです。
ただし、バスやタクシー、バイク、歩行者が結構走っているし、駐車場がすくないので路上駐車が多いので走りにくいとこもありますが・・・
京都の歴史について
京都の歴史は、千年の都と言われていますが、縄文時代からすでに始まっていたようです。
京都へ向かって行くことを上京と言い、京都から他の土地、例えば関東方面へ向かって行くことを東(あずま)下りと言ったように、京都はまさに政治と
文化の中心だったのです。
平安遷都から1075年経った1869年には、天皇の東京行幸があり東京遷都が行われ、都は京都から東京へ移され、京都は都ではなくなりました。
たくさんの公家が天皇と共に東京へ移動したので京都の人口は激減したのです。
しかし、京都の町の人は「ちょっと東へ遊びに行きはっただけで、すぐに戻ってきはる」と言って都が京都であることを譲らなかったそうです。
確かに、「東京遷都」については法令で明示されておらず、東京を首都と定めた法律も存在しないようです。
京都の有力者の秦氏が桂川の治水や広隆寺・松尾大社・伏見稲荷大社を創建し、賀茂氏が上賀茂神社・下鴨神社を創建し活躍しました。
特に5月15日に行われる「葵祭り」はとても有名です。
豪族・賀茂氏の氏神を祭っています。
京都の地形について
京都の地形についてまとめてみました。
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京都府は、近畿地方の北部に位置して東に滋賀県、西に兵庫県に挟まれており南北に細長い地形となっています。
北には日本海があり南には、大阪府、奈良県、三重県に接しています。
京都市は、京都府の南部に位置しており、北・東・西の三つの方位を山に囲まれ北から南へ広がる盆地になっています。
風水的には、四神相応の地としてとても守られた土地になっています。
今日の都として選ばれるくらい自然の守りが大きい地形となっています。
太古の京都盆地は湖底でしたが、地殻変動によって盆地が形成されたようです。
もとは、何本かの川が流れていましたが平安遷都によって河川の整備・治水工事で川の流れや姿は大きく変わったようです。
北から南へ流れていた賀茂川は、東へ流れを変えて高野川と交わり、賀茂川の跡には堀川がひかれました。
昔は湖底であったことから京都は良質な地下水が豊富で、名水がたくさん汲まれ茶の湯や酒・酢・味噌の醸造・など様々な文化と交わってきました。
盆地のため気候は比較的温暖ですが寒暖の差は激しく、冬の底冷えと夏の蒸し暑さは有名です。
京都の5月は葵祭り(あおいまつり)
京都観光の5月のスポットと言えば、やはり、葵祭り(あおいまつり)でしょう。
新緑の木立をいにしえの姿のままに、総勢500名を超える巡行列が・・・・京都御所から出発、鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かいます。
葵祭は京都三大祭の1つで、優雅で古趣に富んだ祭として有名です。
この祭の見どころは、天皇からの使者・勅使をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代などが平安貴族の姿で列をつくり、総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、輿1台の風雅な王朝行列が、約8キロの道のりを下鴨神社から上賀茂神社へ向かいます。
先頭から最後尾の通過までに約40分かかります。
社頭の儀は、行列が上賀茂神社、下鴨神社の両社に到着した時、それぞれの社頭で行われる儀式で、勅使が御祭文を奏上し御幣物を奉納します。
さらに平安調を偲ばせるみやびな雰囲気のなかで、神馬の引き回し、舞人による「あずまあそび」の舞が奉納されます。
平安遷都から伝わる優美な王朝絵巻をご覧ください!!!
観覧席は、京都御所と下鴨神社参道に設けられるようです。
京都の夏は 祇園祭!
京都の祇園祭りは、7月の1ヶ月間は、いろいろな行事があります。
どんなものがあるのかおさえておきましょう。
7月1日 「吉府入り」
祇園祭りの神事始めの儀
7月2日 「くじ取式 」
17日の山鉾巡行する順番をくじで決める儀式
「船鉾町神面改め」
神功皇后がつける神面が今年も無事であることを確認する儀式
7月10日 「神興洗式」
7月10日~14日 「鉾建」 各山鉾町で山鉾を組み立てる
7月14日~16日 「屏風祭」 屏風を飾る
7月16日 「日和神楽」 祇園囃子で練り歩く
7月17日 「山鉾巡行」
「神幸祭」「神興渡御」
7月24日 「花傘巡行」
7月31日 「疫神社夏越祭」
八坂神社境内内の疫神社の鳥居に大きな芽の輪が設置され、
参拝者は、この輪をくぐり厄を祓う。
その他にも様々な行事がありますので、詳しくは京都市観光協会のHP等で確認ください。
暑い夏の 熱い祇園祭を楽しみましょう!!
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